专利摘要:

公开号:WO1990012045A1
申请号:PCT/JP1989/000374
申请日:1989-04-07
公开日:1990-10-18
发明作者:Takeo Ohwada;Kazuyuki Tanaka
申请人:Hitachi Chemical Company Ltd.;
IPC主号:C04B24-00
专利说明:
[0001] 明 棚 発明の名称
[0002] セ メ ン ト 用樹脂組成物 技術分野
[0003] 本発明 は セ メ ン ト 用樹脂組成物及びその用途に 関 す る , 背景技術
[0004] 土木、 建築分野 に おいて セ メ ン ト ペ ー ス 卜 、 セ メ ン ト モルタ ル等の作業性、 接着性、 物理強度、 収縮性、 吸水 性等を改善するた め に接着増強剤 と称する合成高分子ェ マルジ ヨ ン を コ ン ク リ ー 卜 の下地にプラ イ マ ー と し て 薄 塗 り し た り 、 セ メ ン ト モル タ ルな ど へ混和す る方法が行 なわれて いる 。 セメ ン ト モル タ ルの接着性を改善す るも の と し て 、 特公昭 4 4 一 1 8 7 5 7 号公報 に示さ れて い る よ う に合成高分子ェマルジ ヨ ン をあ ら か じ め下地に 塗 布 し て モル タ ルの接着性を増強す る方法が あ る 。
[0005] 上記従来技術に よ り 、 コ ン ク リ ー 卜 の下地、 ま た は 、 セ メ ン 卜 モル タ ルに合成高分子ェマ ルジ ヨ ン を使用 して も 、 作業性、 接着性、 耐 アル カ リ 性、 耐候性等の全般的 な性能パラ ンスが充分でな い 。 エチ レ ン一 K酸 ビ ニル系 ェマルジ ヨ ン は 、 親水性が髙い た めセ メ ン ト と の混和性 が良 く 、 作業性が優れる が 、 セ メ ン ト の アル カ リ 質 に よ つ て ポ リ マ ー が加水分解さ れや す い欠点があ る 。
[0006] ま た 、 スチ レ ン一ブ タ ジエ ン一ラパ ー系ラテッ ク ス は 耐アル カ リ 性は良好であるが 、 親水性が低い ため セ メ ン 卜 との混和性が劣 り 、 その た め作業性が不良で ある 。 更 にブタ ジエン に起因す る二重結合を有 し て いる た め耐候 性が劣る 。
[0007] 一方、 ア ク リ ル系ェマルジ ヨ ン は 、 親水性が高いた め セ メ ン ト と の混和性が良 く 、 更に 、 耐アルカ リ 性、 耐候 性が優れるがコ ン ク リ ー ト の下地に対する接着力 、 乾燥 収縮及びェマルジ ヨ ンの凍結融解安定性が充分でな く 、 その適用範囲 はおのず と限定 さ れる とい う 難点が あ る 。
[0008] 発明の開示
[0009] 本発明者 ら は、 ア ク リ ル系ェマルジ ヨ ンが有する優れ た作業性、 耐アルカ リ 性、 耐候性に着目 し 、 こ の エマル ジ ョ ンの欠点である乾燥収縮お よび接着性を向上すべ く 鋭意検討を重ねた結果、 ジ シク ロ ペン タ ジェ ン誘導体、 不飽和エポキシエステル 、 a , i5 — 不飽和モ ノ カ ルボ ン 酸およびエチ レ ン性不飽和単量体を乳化重合法でグラ フ 卜 共重合する こ と に よっ て得 られる重合体は上記欠点が 解決さ れるこ とを見出 し本発明 に至っ た 。
[0010] 発明を実施する た めの最良の形態
[0011] 即ち本発明 は、
[0012] 下記一般式で表わさ れる ジシ ク ロ ペ ン タ ジェ ン誘導体 (^ 5 〜 5 0 重量% CH2 =
[0013] ( た だ し 、 式中 、 R は水素又は メ チル基、 R ' は二価の 有機基を表わ し 、 n は 0 又は正の整数であ る ) 、
[0014] 不飽和エポキシ エステル 1 〜 5 0重量% 、
[0015] , /3 — 不飽和モ ノ カ ルボン酸(0 0 . 5〜 5 重量 0 /0お よび
[0016] , ( )及び(0成分 と共重合可能なエ チ レ ン性不飽和単 量体(D) 3 0〜 9 0 重量%
[0017] を各成分の総重量が 1 0 0 重量% と す る よ う に選択 し乳 化重合さ せ て得 ら れる重合体よ り なる セ メ ン ト 用樹脂組 成物 に 関 する 。
[0018] 本発明 に 用 い ら れる上記の一般式で表わ さ れる ジシ ク 口 ペ ン タ ジ ェ ン誘導体 と し て は 、 ジ シ ク ロ ペ ン タ ジェ二 ル ( メ タ ) ァ ク リ レ ー 卜 、 ジシ ク ロ ペ ン タ ジェ二ルォキ シ ェ チル ( メ タ ) ァ ク リ レ ー 卜 、 ジ シ ク ロ ペ ン タ ジ ェ二 ル才キシブチル ( メ タ ) ァ ク リ レ ー 卜 、 ジ シ ク ロ ペ ン タ ジェニル才 キシプ ロ ピル ( メ タ ) ァ ク リ レ ー 卜 等のジシ ク ロ ペ ン タ ジ ェニルォキ シ アルキルァ ク リ レ ー 卜 又は こ れ ら に対応す メ タ ク リ レ ー 卜 、 ジ シ ク ロ ペ ン タ ジェニル 才キシェ 卜 キシェ チル ( メ タ ) ァ ク リ レ ー 卜 な どが使用 できる 。 中でも 、 上記一般式中 n が 1 〜 2 のちの が好ま し く 使用できる 。 上記の一般式で表わ さ れる ジ シ ク ロ ペン タ ジェ ン誘導 体は既に公知の化合物であ り 、 例 えば特公昭 6 1 — 4 3 3 3 7 号公報 に記載の方法で製造さ れる 。
[0019] 例えばアルキ レ ング リ コ ール ま た は 才キサアルキ レ ン グ リ コ ール と ジシ ク ロ ペ ン タ ジェ ン と を酸触媒の存在下 で反応させ、 つ いでア ク リ ル酸 ま た はメ タ ク リ ル酸を反 応さ せ て得 ら れる 。
[0020] 上記の一般式で表わさ れる化合物 は ^ , ) , (C)お よび (D)成分の総重量に対 し て 5 〜 5 0 重量%の範囲内で使用 さ れる 。 多重量%未篛で は十分な架橋構造 と な らず収縮 性が不充分と なる 。 5 0 重量%を超え る と 、 架橋密度が 高 く な り すぎ、 柔軟性が低下 し 、 温冷サイ ク ルに耐え ら れない o
[0021] 成分である不飽和エポキ シエステルは 、 モ ノ ェポキ シ ド又は ¾ リ エポキシ ド と α , — 不飽和モ ノ カルボ ン 酸 と を反応させ て得る こ と ができ る 。
[0022] モ ノ. エ ポキシ ド ま た はポ リ エポキシ ド と は分子あ た り
[0023] 1 個以上のエポキシ基を含有す るも ので 、 モ ノ エポキシ ド と し て は脂肪酸のモ ノ グ リ シ ジルエ ステルな どがあ り ポリ エポキ シ ド と し て は多価 アルコ ールも し く は多価 フ エ ノ ' ルのグ リ シ ジルポ リ エ ー テル、 ェポキシ化脂肪酸 も し く は乾性油酸、 エポキシ化ジ 才 レ フ イ ン 、 エポキシ 化ジ不飽和酸のエステル、 エポキシ化飽和ポ リ エステル 等がある 。
[0024] 特に 、 エポキシ当量が 1 , 0 0 0 以下のも のが好 ま し く 、 エポキ シ当量が 1 , 0 0 0 を越える場合 に は oe , 一不飽和モ ノ カ ルポ ン酸 と 反応させ て 得 ら れる不飽和ェ ポキ シ エ ス テルが 、 他の共重合可能な不飽和単量休に 溶 け に く く な る傾向がある 。 α , β —不飽和モ ノ カ ルボ ン酸 と し て は 、 メ タ ァ ク リ ル酸、 ア ク リ ル酸 、 ク ロ ト ン酸等があ り 、 こ れ ら は併用 し て も さ しつ かえない 。 不飽和 エポキシエ ステルは、 モ ノ エポキシ ド ま た はポ リ ェポキシ ド のエポキ シ基 と α , 3 一不飽和 モ ノ カ ルボ ン酸の 力 ルポキシル基の付加物で あ り 、 次式(1)で表わ さ れる 。
[0025] C 一 C-R3 +R4 - C C- COOH
[0026] /
[0027] 0
[0028] 0 R,
[0029] → - C - C-O- C-C C (1)
[0030] OH R3 た だ し 、 上式 に おいて R ■! , R 2 , R 3 , R 4 , R 5 及び R 6 は水素ま た はアルキル基である 。
[0031] こ の反応 に際 し 、 モ ノ エポキ シ ド ま た はポ リ エポキシ ド と (X, /3 — 不飽和モ ノ 力 ルポ ン酸はエ ポキシ基 / カ ル ポキ シル基が当量比で 4 Ί 〜 1 Ζ 2 、 好ま し く は
[0032] 2 / 1 ま た は 1 1 に なる よ う に配合さ れる 。
[0033] 不飽和エポキ シエステルの製造条件に は制限が な く 、 例えば付加触媒お よ び重合禁止剤を用 いて 1 0 0 〜 1 3 0 でで 5 〜 1 0 時間反応さ せて合成さ れる 。
[0034] 付加被媒 と し て は塩化亜鉛 、 塩化 リ チウ ムな どの八 口 ゲン化物 、 ジメ チルサルフ ァ イ ド、 メ チルフ エ二ルサル フ ァ イ ドな どのサルフ ァ イ ド類、 ジメ チルスルホキサイ ド 、 メ チルスルホキサイ ド、 メ チルェチルスルフ 才キサ イ ド等のスルフ オキサイ ド類、 N , N—ジメ チルァニ リ ン 、 ビ リ ジ ン、 卜 リ エチルァ ミ ン 、 へキサメ チ レ ン ジ ァ ミ ンな どの第 3 扱ァ ミ ンお よびその塩酸塩 ま た は臭素酸 塩、 テ 卜 ラメ チルア ンモニゥ 厶ク ロ ラ イ ド 、 卜 リ メ チル ドデシルペンジルア ンモニゥ ム ク ロ ライ ドな どの第 4 級 ア ンモニゥ ム塩、 パラ 卜 ルエンスルホン酸類、 ェチルメ ルカ ブ タ ン、 プ ロ ビルメ ルカ ブ タ ンな どの メ ル カ ブ タ ン 類な どが用い られる 。
[0035] 重合禁止剤 と し て はハイ ド ロキ ノ ン 、 タ ー シャ リ プチ ルカ テコ ール、 ρ — べンゾキ ノ ン 、 2 , 5 — ジ タ ー シャ リ プチルハイ ド ロ キ ノ ン 、 ビス ( 2 — ヒ ド ロ キシ 3 — タ 一シャ リ プチル 5 — ェチルフ エニル ) メ タ ンな どが用 い ら れる 。
[0036] 上記 成分の使用量は ^ , ), (0お よび ø)成分の総重 量に対 して 1 〜 5 0 重量%である。 1 重置%未満 と し た 場合に はセメ ン 卜 モル タ ルの接着性が不充分 とな り 、 5 0 重量 6を越える と耐候性が害さ れる 。
[0037] (0成分である —不飽和 カ ルポ ン酸 と し て は 、 ァ ク リ ル酸、 メ タ ク リ ル酸、 ク ロ 卜 ン酸等があ り 、 , ) . (0お よび 成分の総重量 に対 し て 0 . 5 〜 5 重量%の範 囲内で使用 さ れる 。 0 . 5 重量%未満で は 、 乳化重合体 の凍結融解安定性が劣 り 、 5 重量%を超える と セ メ ン ト の混和性が低下 し 、 さ ら に セ メ ン ト の水和反応が著 し く 遅 く なる 。
[0038] (D)成分 と し て は 、 メ チルァ ク リ レ ー 卜 、 ェチルァ ク リ レ ー 卜 、 プチルァ ク リ レ ー 卜 、 2 — ェ チルへ キシルァ ク リ レー 卜 等の炭素数 1 〜 1 2 の アルキル基を有す る ア ル キルァ ク リ レ ー 卜 、 こ れ ら に対応する アルキルメ タ ク リ レ ー 卜 、 スチ レ ン 、 ビニル ト ルエ ン 、 ク ロ ロ ス チ レ ン 、 a — メ チルスチ レ ン等の置換スチ レ ン 、 ァ ク リ ロ ニ 卜 リ ル、 メ タ ク リ ロ ニ ト リ ル等の不飽和二 卜 リ ル、 2 — ヒ ド ロ キシェ チルァ ク リ レ ー 卜 、 2 — ヒ ド ロ キシプ ロ ビルァ ク リ レー 卜 、 2 — ヒ ド ロ キシブチルァ ク リ レ ー ト 等の ヒ ド ロ キシ アルキルァ ク リ レ ー 卜 、 こ れ ら に対応す る ヒ ド ロ キシ アルキルメ タ ク リ レ ー 卜 、 N — メ チ ロ ー ルァ ク リ ルア ミ ド 、 N — メ チロ ールメ タ ク リ ルア ミ ド 、 そのアル キルエ ーテル化合物等の水酸基を有す る重合性単量体な ど を用いる こ と がでぎる 。
[0039] ま た 、 ft酸 ビ ニル 、 塩化 ビニル等の ビ ニル単量体を用 いる こ と ができる 。 特に S酸 ビニルは 、 耐アルカ リ 性が 低下するた め他のエチ レ ン性不飽和単量体 と共に 用 いて )成分の重量に対 し て 6 0 重量%以下で(P)成分の特性が 失われない範囲で使用 す る こ と が好ま し い 。
[0040] ま た 、 ア ク リ ルア ミ ド 、 メ タ ク リ ルア ミ ド等の不飽和 ア ミ ド 、 グ リ シジルァ ク リ レ ー 卜 、 グ リ シジルメ タ ク リ レ ー 卜 等の ォキシラ ン基を有す る重合性単量体、 ジ ビニ ルベ ンゼ ン 、 ジァ リ ルフ タ レ ー 卜 、 卜 リ ア リ ルイ ソ シァ ヌ レ ー 卜等の エチ レ ン性二重結合を分子内 に 2 個以上有 す る多官能性単量体も用 い る こ と ができる 。 不飽和ア ミ ド お よ び水酸基を有する不飽和単量体は 、 他の エチ レン 性不飽和 ¾量体 と共に ^成分の総量に対 して 3 0重量% 以下で使用 す るのが好 ま し く 、 多官能性単量体は 、 屈曲 性が低下するた め 、 他の エチ レ ン性不飽和単量体 と共に 成分の総量に対 して 5 重量%以下で使用 さ れるの が好 ま し い 。
[0041] (^成分 は組成物 のコ ン ク リ 一 卜 に対する接着性か ら ^ ) , お よび 成分の総重量に対 し て 3 0〜 9 0重量% の範囲 内で用 い ら れる 。 即ち 、 ^ , ), (0お よび(P)成分 は上記の範囲内で総量が 1 0 0 重量% と なる量で用 い ら れる 。
[0042] 本発明で得 ら れる重合体は通常の方法で合成さ れ、 こ の際、 使用 さ れる乳化剤 と し て は 、 陰イ オ ン系乳化剤、 非イ オ ン系乳化剤な どが用 い ら れ、 こ れ ら は 2 種以上を 併用 す る こ と もでき る 。
[0043] 陰イ オ ン系乳化剤 と し て は 、 アルキル硫酸塩、 アルキ ルベ ンゼ ン スルホ ン酸塩、 アルキルジ フ エ ニルエ ー テル ジスルホ ン酸塩、 ポ リ オキ シエチ レ ン ア ルキルフ エニル ェ一テル .硫酸塩等が用い ら れる 。 宑イ オ ン系乳化剤 と し て は、 ポ リ 才キ シェチ レ ンアルキルエ ー テル、 ポ リ 才キ シ エ チ レ ン アルキルフ エニルエ ー テル、 ポ リ オキシ ェチ レ ンポ リ 才キ シプ ロ ピ レ ンブ ロ ッ ク ポ リ マ ー等が用 い ら れる 。 通常は陰イ オ ン系乳化剤 と非イ オ ン乘乳化剤 と を 併用 するのが好ま し い 。
[0044] 乳化剤 は ^ , , (C)及び 成分の総重量 1 0 0 重量部 に対 し て通常 0 . 2 〜 1 0 重量部の割合で使用 さ れる 。 乳化剤の使用量が多い と耐水性が劣 り 、 ま た 、 セ メ ン 卜 モル タ ルの混練時 に泡を多 く 巻き込 φた めモルタ ルの密 度が低下 し セ メ ン 卜 硬化体の物理強度が劣る 。
[0045] 重合開始剤 は通常の乳化重合 に用 い ら れる重合開始剤 の 中の任意のものが Ί 種ま た は 2 種以上用 い ら れるが 、 過硫酸ア ン モニゥ ムが好 ま し い 。 その使用量は 、 I <β) , (0お よび 成分の総量 1 0 0 重量部に対 し て一般 に通常 0 . 0 5 〜 1 重量部の割合で ある 。
[0046] ま た 、 チ才硫酸ナ ト リ ウ ムな どの還元剤 、 ポ リ ビ ニル アルコ ールな どの保護コ ロ イ ド 、 メ ルカ ブ タ ンな どの重 合調節剤な ど を併用 し て も さ しつ かえない 。
[0047] 乳化重合体の製造条件に は制眼がな く 、 例えば前記 ^ 成分を饧成分 に溶解 し た混合物を水お よび乳化剤の混合 物 と共に ミ キサーを用 いてプ レエマルジ ヨ ン化する 。 こ のプ レエマルジ ヨ ンを一括 し て 、 も し く は分割 し て あ る い は連続的 に乳化剤 と水 と の混合物 に加えて重合開始剤 の存在下で共重合 し て も よ い 。
[0048] か く し て 得 ら れた重合体 は反応液か ら分離せずそ の ま ま セ メ ン 卜 等 と混和 し て 使用 し て も よ い 。 その場合 、 乳 化重合終了時の重合体の反応液中の镀度は 3 0 重量%以 上 と なる よ う 原料の ^成分 、 (B)成分 、 (C)成分及び 0)成分 の量を調整する こ と が好ま し い 。 3 0 重量%未篛で は 、 ポ リ マー /セ メ ン 卜 比の大きなモルタ ルな ど に用 い る場 合に は、 水の量が多 く な り 、 塗布時 に流動性を調整す る のが困難 とな り 好ま し く ない 。
[0049] 本発明の樹脂組成物 の使用 時 に お ける セ メ ン ト へ の混 和の割合は 、 固形分換算で 上記重合体が 2 〜 4 0重量% , 好ま し く は 5 〜 3 0重量%の範囲内である 。 2 重量%未 満で は物理強度、 接着性お よび作業性の改善が充分 に発 揮さ れす 、 4 0重量%を越える とセ メ ン ト硬化体が柔钦 に な り過ぎるため 、 物理強度が低下 し 、 温度 に よっ て表 面粘着性が生 じ るた め 、 耐汚染性が劣る 。 加 えて 、 経済 的な見地からち好 ま し く ない 。
[0050] 本発明 において用 い ら れる セメ ン ト と し て は 、 普通ポ ル 卜 ラ ン ド セメ ン ト 、 早強ポル 卜 ラ ン ドセ メ ン ト 、 超早 強ポル ト ラ ン ドセ メ ン ト 、 高炉セ メ ン ト 、 シ リ カ セ メ ン 卜 、 アルミ ナセメ ン ト 、 フ ラ イ アッシュセ メ ン ト 、 白色 ポル 卜 ラ ン ドセ メ ン ト 等の公知のセ メ ン ト が使用可能で ある 。
[0051] 本発明の樹脂組成物 に は必要に応じて可塑剤 、 消泡剤 乳化剤、 減水剤 、 増粘剤 、 防腐剤 、 凍結安定剤な ど各種 の添加剤な どを加えて も よ い 。 さ ら に 、 エポキシ硬化剤 と組合わせて使用 し て も よ い 。 本発明 に なる セ メ ン ト 用 樹脂組成物の下地への塗布方法お よびセ メ ン ト 、 セ メ ン 卜 骨材 と混和す る方法は通常の方法に よ っ て 行なわれ る 。
[0052] ( 実施例 )
[0053] 次に本発明を実施例及び比較例 に よっ て説明す る 。 なお 、 以下 に おい て部 と あるの は重量部を 、 % と ある の は重量%を意味する 。
[0054] 合成例
[0055] 還流冷却器、 温度計、 撹拌機を備え た フ ラ ス コ に モ ノ エポキシ ド ( シェルケ ミ カ ル社製商品名 カ ー ジ ユラ E、 エポキシ当量 2 4 0〜 2 5 0 ) 2 5 0部 、 メ タ ク リ ル酸 8 6部、 ベ ン ジルジ メ チルァ ミ ン 2部、 ハ イ ド ロ キ ノ ン 0. 0 5部を仕込み 1 1 5でで反応さ せ 、 樹脂酸砥 5の 不飽和 エポキシエス テルを合成 し た 。
[0056] 実施例 1
[0057] ジシ ク ロ ペ ン タ ジ ェ二ル才キ シェチルァ ク リ レ ー 卜 2 0部、 合成例 Ί で合成 し た不飽和エポキ シ エ ステル 2 0 部、 ア ク リ ル酸 1 . 5部、 メ チルメ タ ク リ レ ー 卜
[0058] 2 4 . Ί 部、 2— ェチルへキシルァ ク リ レ ー 卜 3 4 . 4 部を加 え よ く 撹拌 し て 溶解 し た混合物をつ く っ た 。
[0059] 別容器内の ポ リ オキ シ エ チ レ ン アルキル フ エニルエ ー テル硫酸ナ ト リ ウ ム (花王㈱製商品名 レ べ ノ ー ル W Z ) 2部、 ポ リ 才 キシ エ チ レ ン ノ ニルフ エニルエ ー テル ( 花 王㈱製商品名 工マルゲ ン 9 5 0 ) 1 部お よ び水 4 8部の 混合物に上記の混合物 Ί 00部を加え 、 ホ モ ミ キサーで 乳化 し てプ レエマ ルジ ヨ ン をつ く っ た 。 別 に 、 還流冷却器、 温度計お よび撹拌機を備えた フ ラ スコ に過硫酸ア ン モニゥ ム 0. 5部 、 水 50部を仕込み フ ラ ス コ 内を窒素置換 し た のち 、 80で に 昇温 し 、 つ い で 、 前記プ レエマルジ ヨ ン 1 5 1部を連続的に 3時簡か けて 滴下 し た 。 プ レエマルジ ヨ ンの滴下終了後、 過硫酸 ア ンモニ ゥ ム 1 0 %水溶液 1部を添加 し て 、 更に反応を 2時間つ づけた 。 その後、 40で に冷 31し 、 2 5 %ア ン モニ ァ水 1 . 5部を加えて 中和 し重合体を得た 。
[0060] 得 ら れた重合体は加熱残分 5 0 . 1 %、 DH9 . 0であ つ た 。
[0061] 実施例 2 〜 3 及び比較例 1 〜 2
[0062] 表 1 に示す配合で、 実施例 1 に準 じ て重合体を得た 。 得 ら れた重合体の特性を表 1 に示す 。
[0063] 表 1 (Ββ合の単位は ffi部である)
[0064] 実施例 Ί 実施例 2 実施例 3 比較例 1 比較例 2 初沏 水 50 50 50 50 50 仕込 過硫酸アンモニゥム 0. 5 0. 5 0. 5 0. 5 0. 5 ジシクロペンタジェ二ル才キシェチルァクリレー卜 20 25 10
[0065] プ 合成例で合成した不飽和エポキシエステル 20 10 30
[0066] レ ァ ク リ ル 酸 1. 5 1. 5 1. 5
[0067] ェ メチルメタクリレー卜 24. 1 29. 1 ~~
[0068] 2—ェチルへキシルァクリレー卜 34. 4 ~~
[0069] ル メチルァクリレー卜 -~ * 39. 1
[0070] ジ プチルァクリレー卜 ~~ 19. 4
[0071] a 水 48 48 48 48 48 ン レべノール WZ 2 2 2 2 2 乳化剤
[0072] ェマルゲン 950 1 1 1 1 1 添加 10%過硫酸アンモニゥム水溶液 1 1 1 1 1 中和 25%アンモニア水 1. 5 1. 5 1. 5 1. 5 1. 5 加 熱 残 分 (%》 50. 1 〇寸 49. 9 50. 7
[0073] 寸
[0074] PH 9. 0 8. 9 9. 0 9. 2 9. 1
[0075] 寸 ID
[0076] 〇 〇 CトM
[0077] 〇
[0078] 〇 〇 実施例 1〜 3お よび比較例 1〜 2で得 ら れた重合休を 使用 し た ポ リ マ ー セ メ ン ト モル タ ル及び重合体を使用 し ない セメ ン ト モルタ ル ( 比較例 3 ) につ い て 下記の 試験 条件で試験 し た 。 そ の結果を表 2に示す 。
[0079] ぐ 試験条件 >
[0080] 各試験は 、 ポル 卜 ラ ン ドセ メ ン ト ( 日 立セ メ ン ト㈱製、 商品名中央セ メ ン 卜 ) 1 00重量部、 苣浦標準砂 300 重量部、 実施例及び比較例で合成 し た重合体を 固形分で 1 0重量部及び適当量の水を加えて混練 し 、 モルタ ルフ ロ ー値を 1 70 ± 2咖 に調整 し た ポ リ マ ー セ メ ン ト モル タ ル及び乳化重合体を使用 し ないセメ ン ト モルタ ルにつ いて J I S A— 6 203 ( セ メ ン ト 混和用 ポ リ マ ーデ イ スパー ジ ヨ ン ) に 準 じ て測定 し た 。
[0081] 又、 ェマルジ ヨ ンの凍結融解安定性は 、 ェマルジ ヨ ン を一 1 5で に凍桔さ せ、 続いて 2 5で迄の融解を 1 サイ クル と し 、 樹脂の流動性が著 し く 低下する ま でテス 卜 し
[0082] 表 2
[0083] 実 施 例 比 较 例
[0084] 1 c 3 9
[0085] I o iし々 ^Z Jレフz口一脑 ( mm)
[0086] mm / 169 168 171 172 170 168 長 さ 変 化 率 (%) 0. 067 0. 054 0. 069 0. 112 0. 109 0. 186 接 着 強 さ(teZCTl2 ) 26. 1 16. 3 7. 2 2. 0 曲 げ 強 さ(feZcfli2 ) 81. 0 82. 6 78. 2 77. 7 36. 8 圧 縮 強 さ ( Ζαη2 ) 261ト 270 266 222 236 165 吸 水 率 (%) 6. 8 6. 4 7. 0 9. 9 9. 7 14. 4 ルで
[0087] 樹脂の凍結融解安定性 5サイクルで 5サイクルで 5サイク
[0088] サイクル
[0089] も低下せず。 お低下せず。 あ低下せず。 2 1サイクル
[0090] D C
[0091] 産業上の利用可能性
[0092] 本発明 に係るセ メ ン ト 用樹脂組成物 は凍結融解安定性 が良好で 、 モルタ ル接着増強剤 と し て使用 し た と き乾燥 収縮 ( 長さ変化率 ) 、 接着性 に優れて いる ので極めて汎 用性の高いもの と言える 。
权利要求:
Claims

請求の範囲
©. ( 補正後 ) 下記一般式で表わさ れる ジ シ ク ロ ぺ ン タ ジェ ン誘導体 ^ 5〜 5 0重量%
( た だ し 、 式中 、 Rは水素又は メ チル基、 R ' は二価の 有機基を表わ し 、 n は 0又は正の整数である ) 、
不飽和 エポキシェステル(S) Ί 〜 5 0重量%、
α , iS — 不飽和モ ノ カ ルボ ン酸 0. 5〜 5重量 0 /0お よび
. お)及び (0成分 と共重合可能なエ チ レ ン性不飽和単 量体 3 0〜 9 0重璗 %
の各成分の総重量が 1 0 0 と なる よ う に選択 し 、 それを 乳化重合さ せて得 ら れる重合体よ り なる セ メ ン ト 用樹脂 組成物 。
2. 上記お)成分のエポキ シ当量が 1 , 0 0 0以下 の ものであ る請求項 1 に 記載の組成物 。
3. 上記重合体の乳化重合が上記 ^〜(! ¾成分 、 の全 重蠆 1 0 0重量部に対 し て 0 . 0 5〜 1 重量部の割合で 添加さ れた乳化剤の存在下で行われた ものである請求項 1 に 記載の組成物 。
4. 請求項 1 に記載の組成物をセ メ ン ト に対 し て 上 新たな用紙 記重合体の固形分換算で 2〜 4 0重蠆%添加 し て セ メ ン 卜 の接着性を改良す る方法 。
5. 粗成物の添加量が固形分換算で 5〜 3 0重璗% である請求項 4に記載の方法。
新たな ¾紙
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP0419657A4|1991-10-09|
US5109088A|1992-04-28|
EP0419657B1|1993-09-01|
JPH0196204A|1989-04-14|
EP0419657A1|1991-04-03|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1990-07-25| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1989904239 Country of ref document: EP |
1990-10-18| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US |
1990-10-18| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE FR GB IT LU NL SE |
1991-04-03| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1989904239 Country of ref document: EP |
1993-09-01| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1989904239 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
JP25404887A|JPH0196204A|1987-10-08|1987-10-08|Resin composition for use in cement|AT89904239T| AT93872T|1989-04-07|1989-04-07|Harzzusammensetzung fuer zement.|
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